肺高血圧症って
昨日の記事で出てきた肺高血圧症。
循環器内科で働いていたときも肺高血圧症の患者さんはそこまで多くはなかったように思います。
久々にお会いする疾患だったので復習がてら。。。
肺高血圧症は原因があまりわかっていない疾患のようで難病指定されています。
なんらかの原因で肺血管の圧が高くなってしまうことで様々な症状が出てきます。
肺に血液を送る血管が狭くなっているので、その狭い血管を通してなんとか血液を肺に送ろうとして心臓に負担がかかってしまいます。長期間その状態が続くと代償しきれず心不全になってしまいます。
また、肺循環もうまくいかないため、全身の細胞が酸素欠乏を起こして、息切れや失神まで起こしてしまいます。
こわい病気ですね・・・
治療は肺血管を拡張させる薬があるのでそれを使用することになります。
少しずつ良い薬が出てきて治療成績も良くなっているようです。
薬などの詳細は他のサイトに書かれていますのでそちらを参考に。
(薬のことは難しくて得意じゃないので。。。)
看護師として何ができるでしょうか・・・
まずは症状や身体所見の観察ができますね、心不全の観察は左心不全なのか右心不全なのか両心不全の症状なのか分けて考えられるとアセスメントに繋がります。
あとは自身の病態をあまり理解されていない方や、自分は頑丈だから大丈夫といって
安静度を守れない方など・・・様々な個性をお持ちの方がいらっしゃるので、わかりやすく説明したうえで医師の指示の安静度を守れるように指導していく必要があります。
内服管理についても患者さんだけでなく、ご家族や薬剤師とも話しあって、確実に内服を継続できる体制作りが必要になります。(退院後の内服管理をどうするべきかいつも悩みます・・・)
こわい病気なので不安をたくさん抱えていることも考えられるのでじっくり話を聞いてあげられたらいいですね。
まだまだ看護師としてできることはたくさんありそうです。
私も頑張っていかねば。。。