ナースマン・Dのブログ

医療の事とか趣味の事とか・・・

ナースマン・D in救急外来

昨日の夜勤は救急外来の担当でした。救急外来は忙しさのムラがかなりあるので、いつも救急担当の時はそわそわします。

夜勤の時間になり処置室へ行くとすぐに転院搬送の受け入れ要請がありました。COPDがインフルエンザを契機に憎悪した患者さんで、CO2ナルコーシスになっていました。すぐにNPPVによる陽圧換気を開始しましたが、なかなか呼吸困難が改善せず身の置き所の無い様子です。酸素14Ⅼ投与でもなかなか酸素化は改善しません。。。

治療効果が得られるまで呼吸困難が強い患者さんをみているのはとても辛いものがあります。看護師として体位の調整やタッチングで少しでも呼吸困難が緩和されるよう看護します。

ご高齢で呼吸状態も悪くモルヒネの使用もリスクが高く、ドクターも慎重に治療を選択していきます。ご家族へICして、急変のリスクを理解していただいた上でモルヒネをボーラスで投与してから、持続投与が開始されました。

モルヒネ投与から5分程で患者さんの表情は穏やかになり呼吸回数は落ち着き、SPO2の値も上昇してきました。血液ガス分析でもCO2の値も改善傾向となり、そのまま一般病棟へ入院となりました。

翌朝担当の医師と会った時に「昨日の患者さんだいぶ元気になってきましたよ。」と聞いた時はほっとしました。

 

今回の看護を振り返ると患者さんに一生懸命になるあまり、家族さんへあまり配慮することが出来なかったように思います。厳しいICもされていたので不安をたくさん抱えていたことでしょう。

 

まだまだ頑張らねば、ですね。

 

明日も夜勤なのでゆっくり休みます。